2012年8月7日火曜日

夏目漱石「三四郎」角川文庫

懐かしい大学時代を思い出す。意味のない虚勢を張ったり、取っつきにくい女の子にあこがれたり、無駄な時間を一生懸命費やしたり、そういうことを思い出させてくれた。
授業期間が始まっても授業が始まらないのが大学か。私の頃もそうだった。授業があるかどうかは、学校に行って掲示板を見て始めてわかるというのが常識であった(私の行った大学では)。そうではなくなったのは、日本の長い大学の歴史の中でわりと最近のことなのだが。 効率を求めない社会の良さは全く顧みられない現代であるが、昔よりいい社会かどうかは大いに疑問がある。

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