2011年9月24日土曜日

岸宣仁「ロボットが日本を救う」,文春新書

日本のロボットと外国のロボットとの違いを主として協調した論調になっている。といっても,日本の将来についての全般は悲観的で,日本の技術が世界に残るとすれば最後は「ロボット」というような言い方(具体的な言葉は本のものと合っていないかもしれないので,ご勘弁)である。
その中で,国際標準が日本はなかなか取れないということが書かれており,それはわかってはいるが,どうしたらよいのかなあと思うばかりである。日本人全部が最近こういうことを大変もどかしく思っているに違いない。そのためには外国語が必要であり,もっと世界に出て行って,外国人と対等に渡り合えることが必須なのだが,日本の教育システムでは,どうもそのへんに全く力が入っていないことを私はとてももどかしく感じている。何もしていなくても救うような今の教育を改めて,ちょっと油断すればすぐに外されてしまうということを教える必要があるのでは?

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