2010年7月25日日曜日

北岡孝義「スウェーデンはなぜ強いのか」、PHP新書

消費税もものすごく高いが社会福祉がすばらしい国として知られているスウェーデンである。私は20年来のスウェーデン人の友人を持っており、この国の人の様子は彼を通じてイメージはある。しかし、この国の人がなぜこんなに高い消費税にも関わらずこんなに前向き(私はそう思っている)のか、不思議に思っていた。
この本にはその答えが書いてある。「国民の家」のような国家理念があるとある。そうだよなあ。高い税金を払っていても、そのお金は将来自分に返ってくると信頼でき、社会保障のすばらしさも知っているからできるのだよなあ。
政権は中道左派と中道右派が交代してやっているが、ほとんどの時期は左派が政権を握ってきたという。
スウェーデンも、ヨーロッパの国々に囲まれて、決して舵取りは容易ではないはずである。しかし、信念を持って社会が動いている。社会に皆が参加している。あの国の大学生はとても賢くて、話もきちんとできる。そして、我々の方がよほど長時間仕事をしているにも関わらず、アウトプットはあちらのほうが遙かに多くてうまい。この点はとても悔しい。

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