2010年5月5日水曜日

筑紫哲也「若き友人たちへ -筑紫哲也ラスト・メッセージ」、集英社新書

いろいろといるニュースキャスターの中でも、一番気に入っていた筑紫哲也さん。

考えてもみてください。日本が自分たちの選択をしたいと思った時、自国の首都の首根っこを押さえるように、外国の軍隊が強烈な形で存在しているのですよ。(中略)
それで独立した国と言えるのか。そのことすら議論しない。これはいかにものを考えない国民であるとしても、そうとうノー天気じゃないかと思うのです(p.183)。

もし筑紫哲也がいま生きていたら、普天間の問題をどのように解釈されているだろうか。鳩山さんは、最初の勢いだけよくて、中折れしたけども、もっと突き詰めて、日本の安全を考えてほしかった。米軍って、外国の軍隊ですよ。鳩山を馬鹿にしている人たち、首根っこを米軍に締めあげられている日本を一緒にあざけ笑っているが、君たちも日本人でしょうが。確かに迷走は迷惑な話だが、それを笑ってすむ話ではない。

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