2010年3月24日水曜日

白洲次郎「プリンシプルのない日本」,新潮文庫

とてもストレートに考えたことを発言してきた人ですね.
わかりやすいし,こういう人が,国際人というのだと思います.
鳩山総理にもそういう点で似た部分があると思うのですが,総理という立場からか,思い切った発言が最近とみになくなっているのが残念です.

2010年3月14日日曜日

武光誠「知っておきたい世界七大宗教」、角川文庫

キリスト教とイスラム教はそれぞれ他の宗教に寛容でなく、信者を広げることが宗教に忠実であることの証となる。
アメリカ人が狭い価値観で世界を席巻しようとするのも納得がゆく。そして、中東にたびたび戦火をもたらすのも宗教のゆえんである。
日本は、そのアメリカの片棒を担いではならない。あれは宗教戦争なのだ。日本には日本の価値観がある。

瀬名秀明「ロボット21世紀」文春新書

書かれてから9年。一度読み直したいと思って、再び手に取ってみた。
ロボットの研究が業績に結びつきにくいという点の指摘の話がある。
「「その頃、ロボットでまともな論文が書けなかった。何かモノを作っただけでは論文じゃなくて、せいぜい扱いは技術報告。・・・」p.173

今でもあまり変化はないような気がする・・・